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時貞の時しらず

俺とオチンチン。俺がアイツでアイツが俺で

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ありもしない普通なんて

私は困惑していた。
合コンで知り合ったスタイルのいいイケメン、
直人君と初めてのSEX、気持ちの準備も整えて、
さぁ、いざチンポを直接見てやろうじゃない、と
考えてパンツを脱がした結果がこのザマ。


そこにはあまりにも矮小なマッチ棒のような
ペニスが、しかしその大きさとは関係なく
本来の機能はそのままに、しっかりと
起立している。



ヤだ、がっかり…というかこれ入れる意味あるのかな…
こんなんで気持ちよくなれないでしょ…
そう心の中で呟いた瞬間。


『わかった風な顔をしてんじゃねぇよ。』


途端にマッチ棒が喋り始めた。最近のチンポはどうも
会話能力があるらしい。
喋り始めたチンポを持つ選ばれし男子、
直人君はどんな顔でこの状況を見守ってるんだろう。
そうして私は彼の顔をのぞきこむけれど、
顔の表情は固まったまま動かない。


「なおとくんなおとくん?」


私は彼に声をかけるも、彼の耳には入っていない。
もしかして自分のチンポの小ささが恥ずかしすぎて
死んじゃったのかな?かなー?
なんて、呑気な事を考えてしまう。


「なんか時間が止まっちゃったみたい…」


『バカだな。時間ってのは止まらないもんなんだ。
そんな事が起きたら大変だろ?』


「でも、なおと君も、ベッドの上にある時計も
全然動いてないよ。なんかおかしいよ。」



『眼の前でガラスで割れた瞬間や、車に跳ねられる直前、
野球選手がボールを打つ時、時間の感覚が妙に
スローに思える話を聞いた事はないか?あれだよ。
極端に集中して脳がクロックアップしてるんだ。』


「どうして?私は危ない目にもあってないし、
スポーツをしてるわけでもないよ。」



『極端に集中すれば稀になるんだよ。ゾーンと言うんだ。
ようするにそこの男とお前は今会話できない。
ゾーンに入る事によって、
お前はようやく俺と会話できてるんだ。
話がそれたな。お前ね、俺の何が不満だってんだよ。』




「だってちっちゃい。ちっちゃいよチンポ君。」



『だからなんだ。そんなにデカいのが好きなら
東京タワーとSEXしろこのばか!』


「そんな話じゃないよ…おちんちんとしてちっちゃいよ…」



『誰かと比べんのはよしてくれ』



「でも…」



『俺たちはテレビやラジカセじゃない。チンポなんだ』



「…」


『デカけりゃいいのか?小さい俺は無価値なのか?
呼びもしてないのにいきなり現われて、不満な顔をされる
気持ちを考えた事があるのか?なぁおい、どうなんだよ!』



「ごめんね…でも私はおっきい方がいいの」


『だったら近寄ってくるんじゃねぇ!
勝手に期待して、勝手に失望して、何様なんだ!
俺はそんなお前を…殺す!』






ギュウイイィイィイイイン!




回転音を響かせながらマッチ棒は私の首を切り裂き、
私は死んだ







fin


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