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時貞の時しらず

俺とオチンチン。俺がアイツでアイツが俺で

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くだらない話

「面白い人ですか?」と問われれば二つ返事でNOと言う
事実僕自身の体験や言葉を思い返して面白いと思う事は
極めて稀と言うかほとんど0に近くもある。
とりあえず僕には人を笑わせる才覚だとか個性的な特徴だとか
そういうものは一切無い

だけれど人を笑わせたいと思う気持ちはある。昔から

いつだったかは思い出せないけれども
僕が生まれて10年も経たない、
精子の残り香がほのかに匂っていた頃の話だ。
日曜日の8時~9時の間、
ブラウン管の向こう側には天才がいた。

「カニを食べなさいカニを!」

彼がそう言うだけで、
あの瞬間何万人の人が笑ったんだろうか。
月曜日の始まりを感じさせる悲しい歌を聞きながら
僕は考えて、眠りにつこうと電気を消して目を閉じた後、
揺るがない事実に気づいた。


僕は、板尾にはなれない。


暗い布団の中で気づいた事実には、
くだらないと笑い飛ばす余裕なんてまるで無い。
刺さるような残酷さがあった。

翌日から僕が学校で何をしたかと問われれば
特に何もしていない。
「ミドレンジャイ!」と叫べばクラスの何人かは
とりあえず笑ってくれたので、
飽きもせずに6時間目が終わるまで
チャイムが鳴ると同時に叫んでいた。
頭の中で鳴り響くのは、コピー機の乾いた音。
なんだか機械みたいで、イヤだった。
あの時の感覚を言葉で説明する方法を
20歳になった今でも僕は知らない。

それから1年が経った頃、
「遺書」という名の本が出版される。
板尾創路と並んで僕の中で神様のような位置づけにあった人が
書いた本の中に、
【毛ジラミの話をして笑いをとる時、俺は傷ついてる】
と書かれてあった。

愚鈍な僕は言葉の意味をよく考えもせずに、
自分の恥ずかしい話をすればいいんだ!と
悟りを開いたかのような勢いで勘違いした。

それからはひたすらに自分の恥ずかしい話をした。
時には家族の恥ずかしい話もした。
それが重い話でなければ、皆笑っていた。


僕の側にいる人が笑っているのが嬉しくてしょうがなくて、
段々と話に色をつけるようになっていった。
つまり嘘の話をしていた。

でも、確認できるようなウソの話はすぐにバれる
気づいた僕は、嘘を本当にしようと思った。
本当の話なら悪い事じゃないし、
より面白くなるんじゃないかと思ったから。

僕は色んな事を本当にした。
その話は、嘘の話より少し面白くて、少し多くの人が笑ってくれた。


その分、僕はたくさん傷ついた
たくさんの人から、バカにされた。
好きな女の子が、僕の目を見て話をする事は無くなった


なんで僕だけなんだろう?
僕みたいな事をするのが僕だけなのはなんでだろう?
どうして皆僕みたいな事をしないんだろう?
皆が僕みたいな事をすれば皆がもっと幸せになれるのに。
皆がちょっと傷つくだけで、皆がたくさん笑えるのに。


どうして誰も、僕を褒めてはくれないんだろう?


そんな事を日々考えていた時、インターネットの名言集で
レギュラー番組を一つも持ってない芸人さんのコメントを見つけた。



―目の前で悲しんでいる人を見つけたら何とかして笑わせたい。
そのためなら警察につかまってもいい。寿命が縮まってもいい―

                       江頭2:50



命を懸けて人を幸せにする人にはどうやっても勝てないな。
と思った。
自分のしている事を人に望むのはエゴだと気づいた。
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3 Comments

Comment

mixiに

書こうと思ったけどこっちに。

自分がしてることは、したいからしてることであって。

自分がしてるからおまえもしろってのはエゴにしかならなくて。

それを理解してくれる人って少ないなぁって思いました。

笑いに関しては、誰かをネタにした笑いは、卑怯な笑いだと前にドラマで言ってました。

だって傷付けてしまうから。
2007/02/25(Sun) 23:42:03 | URL | くるみ [ Edit]

似たようなことをしてきた自分としては読むのが少しつらいです。

エガちゃんがかっこよすぎると思うのは俺だけでしょーか。いや、実際はうんこしたり脱いだりしてる芸人だけれども。
2007/02/27(Tue) 09:29:14 | URL | はっさく [ Edit]

>くるみさん

この手の事を考えるとやっぱり芸人さんって
凄いなぁとただただ感嘆してしまいますね。


>はっさくさん

一時期のエガちゃんは本当に神がかってましたね。
2007/03/11(Sun) 23:39:02 | URL | 時貞 [ Edit]
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