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時貞の時しらず

俺とオチンチン。俺がアイツでアイツが俺で

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人間って成長すんのか!?マジでさ

母の誕生日に実家に帰った。

下手にプレゼントをあげるより、
離れて住む息子に夕食を作ってもらう方が、
母にとっては嬉しいのではないだろうか、と考え、
いそいそとイタリア料理を完成させ、

「美味しい」「塩辛い」「カブいらない」と

色々言う家族の感想を笑いながら、
そうか団欒とはこういうものなのか、と思ったりもした。

しかしこの話はほんの茶番に過ぎない。
気付けば僕は実家ではなく、自分の部屋で目を覚ました。


アラ?どうも記憶がねぇな。
コートもねぇな。財布もねぇな。携帯もねぇな。鞄も無いわ。はー


時とともに人は成長する、が、
変わらないものがある。俺が、俺であるという事だ。


カード止めて、新しい携帯買って、出費がかさむなぁもー

と思いながら職場の扉を開けた瞬間、目の前には
僕のコート、僕の財布、僕の携帯、それから揖保の糸。


そういう事か、と合点が行き、前日に職場にいたバイトに連絡を取る。


「昨日さ、もしかして君、俺と会った?」


深刻な疾患を抱えてる人間にしかできない発言である。


『あーなんかね、閉店間際に現れたかと思えば
【よっし!もーテメーら帰れ!お前もお前も帰ってよし!】とか
言ってモップを持ちながら踊ってましたよ。』



「そうか…マジすまん。」



マジすまん。

これ程便利な言葉はない。悲しいのは、
マジですまんと思っている事が1ミリも伝わらない事だ。



まぁやっちまったもんはな…時間は元には戻らねぇしな…
今は仕事だ!さぁ仕事すっぞ!
顔を上げると、僕の職場の前に、兄が、いた。



『時ちゃん、お説教の時間だ』


繰り返すが職場である。僕は次の2月で26歳になる。
図ったかのように僕の休憩時間がすぐに訪れ、
店の片隅で兄弟が二人、並んでいる。


『よく聞けよ、随分長い話だ。

 お前は昨日、手始めにマクドナルドで【ナゲットのマスタードだけくれ】と
ワガママを言い始め、それを拒否した店員に対して
【マジか!外資マジか!?】とわかりにくい罵倒をカマした後、


実家で隣で飲んでいる俺に対して
【テメーがもし俺の友達だったらビンタだかんな!】と
壊れたマリオネットのように繰り返し、


呆れて席を立った母親に
【俺の話はちょっと高尚すぎたかい?マム?】と
上から目線でイヤミをたらしたかと思えば、


ひっそりと癒し系の音楽を楽しんでいた父親に対して
【まだ癒されるにははえぇだろ親父!違うか!?
テメーにはまだわかってねぇ事がある。なんだかわかるか!
愛だよ!それ以外に何があんだよ!還暦すぎてそんな事もわかんないのかい?
どーかしてるぜ!】とわめき散らした後、


うちに送られた揖保の糸を【俺のだ!俺のだ!】と抱え込んで離さなかった。
そして叩き出された結果が今俺の目の前にいるポンコツだ。



時貞、何か言いたい事はあるか?』





…ねぇよ。
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