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時貞の時しらず

俺とオチンチン。俺がアイツでアイツが俺で

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ボクハトッテモシアワセデシタ ワタシモトッテモシアワセデシタ

夏の話である。
仕事絡み以外では滅多に震えない僕の携帯が珍しく鳴った。

「久しぶり☆いつぶりだろうね?今私はバイトかけもちしててチョー大変!
色々聞いて欲しい話もあるんだ!今度いつ飲める?」


2,3年ぶりに昔のバイト先の先輩(35歳、♀)から連絡がきた。
一度映画に行ったくらいの付き合いであり、
親しいとは全く言えない。
ただ一緒に働いていた頃、
「私今不倫してんだ…ねぇ時ちゃん、どうやったら男の人って離婚を考えてくれるの?」

知るかバカ。
二十歳のガキに向かってよくもそんな生臭い相談を真顔でできるもんだな。
という類の話をよくされていた女性である。
とは思いながらも先輩であり仕事仲間なので、
少ない経験則から

「まぁ無理でしょうね別れさすなんて。
そもそも人の家庭メチャクチャにしておいて
自分が暖かい家庭を築こうだなんてあんた、
今日びテロリストでもそんな事しねーんじゃねーの?
正気を疑うぜアホじゃね?」

という100%の正論で答えていたりもしたら意外に長く付き合いが続いた。そんな女性だ。



「時ちゃんがよく行くバーに行きたいっ!」

と他人のテリトリーにづかづか入ってくるその姿勢に軽くイラつきながらも承諾し、
フードメニューが無いお店だから、別の店で軽く食事してからにしよう、と
いう話になりました。


そして約束の日に駅前で待ち合わせ、繁華街をウロついて
適当なお店にイン。こじゃれた小料理屋だった。
カレイがとても美味しかったのが印象に残っている。

そこで互いに近況報告をしながらチビチビとビールを傾けているのであるが、
そこで僕が聞いた話の内容は以下の通りである。


「私さ…1年前にお母さんが胸の手術に失敗したショックで精神病になっちゃって…
弟達と一緒に介護しながら生活してたんだけど、心の病気だから、
本当に病的なくらいワガママっていうか、ぶっちゃけると酷い痴呆みたいなもんなんだよ…
だから限界を感じたっていうか…そんなこんなで実家を出て…
生まれて初めての一人暮らしをしたの…そしたらそこの家賃の高さが
6万9000円でさ…もうなんか生きていくのがやっとっていうか…
折角取った栄養士の資格を生かせる職に就きたいんだけど、
凄く激務だって聞くし…今行っているバイト先もお嬢さんばっかりで
話が合わなくて…人間関係もギスギスして…不倫してた相手とも別れたんだけど、
それ以来いい出会いも無くってさ…今、参ってるの…お金もないし…」


もの凄い速さで僕の手元の生中がぬるくなっていった。
こんなにも酒をマズくする話は随分と久しぶりである。


ダメだ楽しくねぇ。さっさと目的地のバーに行って軽く飲んでサクっと解散しよう


そう思った僕は店員に声をかける
「すみません、お会計お願」『時ちゃん私お手洗い行ってくる』

マジか。このタイミングでか。
これは噂のアレか。スマートな男がすなるという、
『女性がトイレに行っている間に会計を済ませ、何食わぬ顔で外にでる』というアレを、
アレをしろという言外のメッセージなのか。マジかよ。


まぁここでトイレから戻ってくるのを待つっていうのも確かに無粋ではあるわな…
と思いながらも伝票を見てみると

「9,400円」

んーアレやねー払えへん事は無いけどちょっと高ない?でも
声あげて「高っ!」とも言わせへん絶妙な値段設定やねー
高いけどねー

アルコール計4杯、肴5品くらいである。んー帰って発泡酒飲んで
チキンラーメン食って寝たいーと思ってタバコを吸っていると、
これまた絶妙なタイミングで♀は戻ってきた。


「じゃあ行きましょうか。」と言って店を出た直後、

「時ちゃん、私お金払ってないよ?」


んーいいよいいよーその言葉が聞けただけで俺ゃーもう満足よ。
帰りてぇー

「あーじゃあ次出して下さいよ。」

この状況下で「4700円な。早く出せよテメーよぉー」
と言える男に僕はなりたいと思った。
その時の気持ちは、本当だと思うから。


そして2件目のバーである。
行きつけ、というよりは18くらいの頃にバイトしていた所の先輩が
開業したので、何飲んでもワンコインにしてくれるのに
ひたすら甘えまくっているだけの場であり、
そういう場であるから、マナーofバーに関しては
本当にうるさく言われる。例えばカウンターに肘をついたりしたら

「こういう場所じゃあ、背筋伸ばして、カッコつけて飲むんだよ時貞」
的な事を言われる。

考え方に共感はできないが、確かにTPOを無視する輩は
いくつであろうと子供であると考えるので、
そういうもんかねぇと思ってカッコつけて酒を傾ける場所だ。


その場所につくなり
「私さ、家賃の高さが本当に苦しいの。奨学金だってあるし、
就職活動だってお金かかるし、ねぇ、どうしたらいい?」

とアホ面下げて聞いてきたので、辟易しながらも
「ルームシェアとかしたらいいんじゃん?家賃半分じゃん?」と
特に何も考えずに答えたら、

「そっか☆じゃあ時ちゃん一緒に住もうよ」


じゃあの使い方がおかしいぞこの野郎。頭脳がマヌケかテメーは。


「酔ってますねーアハハー^^;」

「私、全然酔ってないよ。本当に時ちゃんと一緒に住みたいって今思った。」


重ねて言うが2年ぶりに会話した女性である。
この時点で僕はもう家に帰ってcpzオンラインにアクセスしたい衝動に駆られていた。
そしてこの女性の声が大きく、カウンターで寝ようとしたのもあって

「すみませんお会」「時ちゃん私ちょっとお手洗いっ^^」


どっひゃあああああああああ!
ハイアー ザン サ サーーーーーーン!

おっかねぇ…俺の理解をコイツぁ軽く超えてやがる!
お会計を済ませた後、駅に向かう途中僕の口はほとんど開かなかった。


「ねぇねぇ時ちゃん、私本気なんだー」


まだなんか言ってんぞコイツ勘弁しろよマジよぉーーー!
ハードラックとダンスってくんねぇかなー。


「あのねぇ、一緒に住んだら俺は当たり前のようにチンポ刺しますよ。」


こういう輩は下品な感じで撃退しよう!


「私、時ちゃんなら、いいよ…///」


MUHYOoooooooooOOOOOOOOOOOOOO

このビッチ!ラブホテルの前で言うかね!それを!
しかし僕は財布の中に1500円しか入っていないのを知っていた為、
また、とても面倒くさかったので、真っ直ぐ駅行って解散して
牛丼食って帰りました。









らなぁあああああああい!
ここでは終わらないんですよこの話!


その翌日に
「昨日の話本気(マジ)なんだけど、DO?」

という追撃ミサイルを僕はネグレクトでかわし、
これでようやく、ひと夏の思い出として消化できたわー
マジ消化できたわーと思っていたら3日前に僕が
職場でシコシコと働いていると

「とーきちゃんっ」


客席にあの女が座ってるうぅうううううう!
客として来られちゃ対処のしようがない!

とりあえず冷や汗をダラダラと垂らしながら
「元気ですか?」

「うん、あのね、一緒に住む話を煮詰めようと思って来たんだけど」


一緒に住む話そのものがもう鍋に入って煮詰める段階に!

そんなバカな話があるか!



「ガハハ!ごめん俺彼女できたわ!あの子と付き合ってんだ!」

アルバイトの女の子を指差して必死にかわす僕、

「店長テメー…」と文句を垂れるアルバイトに

「ゴディバ買ってアゲルカラ」という沈黙呪文を唱えてなんとか
事なきを得た。



一人身でいる尊さを実感した、そんな出来事
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