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時貞の時しらず

俺とオチンチン。俺がアイツでアイツが俺で

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泥酔時における時貞は自身の学習能力の低さに気づかない

「先日のお花見新歓でしこたま飲んで記憶が飛んじまったよ!
家帰ったら赤い三角コーンが5本ぐらい部屋に転がってやんの!ガハハ!」



大学に入りたての頃、この手の話を山ほど聞いた。
飲み方を心得てはいない学生達はしばしば身体が許す
アルコール量以上に飲んでしまう。
おそらく日本国内どこにでも転がっている話であると思う。



僕にしたって20歳そこそこの時はそりゃあもう酷かった。

眼が覚めたら実家の駐輪場で全裸で横たわっており、
身に着けていた全てのもの、
鞄。服。靴。財布がまるで化け物に食われたように消えており、
耳の傍でシンバルでも叩かれてんのか、というレベルの頭痛に吐き気。
加えてゲロ以下の臭いがする体臭。

ブチ切れる家族に職場の上司。連絡の取れなくなった友人。
生きている意味なんて全くない、生きていたくない。当時はそう思った。


今となっては笑い話だ。
「馬鹿だったね、あんとき。」と
振り返って楽しむ出来事の一つでしかない。


僕は今年24歳になった。
若いがしかし、子どもではない。酒を飲み始めてからもう随分経つ。



だが、まるで成長していない。



年に一度はお漏らしをしてしまうし、
記憶を飛ばした結果ススキの上で眼を覚まし、
ハンマーで殴られたような頭痛を抱え、
ゴミのような体臭を放ち、
二日酔い作用でネガティブになった口は
「死にたい、生きていたくない。酒はもう二度とやんねー。」
と何度目になるかもわからない無意味な誓いをたて、

そのくせ夜になれば
「酒の無い国に行きたい二日酔い、三日目、いや、夜にはまた帰りたくなる」


などと笑いながら呟いてグラスを傾け、朝になればまた喋る事すらできない
程の二日酔い。心の中では「バカか俺は…どうして学習できないんだ…」
そうしてまた夜になれば、酒のある国へ帰ってしまう。


一人でこの有様だ。他人と飲んでる時はもっと酷くなる。


友人の実家のシンクで排尿行為を行い、
友人の彼女に突然の電話をして
「前からずっと好きだったんだ!ずっと!」と
顔も知らない女に告白し、
帰ろうとする友人をマンツーマンディフェンスで必死に止めた挙句、
道端で吐き倒す自分の介抱をさせてもまだ満足できず、
「帰っちゃうの?ねぇ帰っちゃうの?ヤルだけやってそれで終わり?」と
深夜の住宅街で叫び、ポストを愛撫し、郵便受けに愛の言葉を囁く。



こんな僕の周りにいる人達は、皆優しい。
言い方を変えるなら、優しい人しか残らなかった。


これでいいのか?いい訳が無い。24だ。大人だ。
3,4年前は一緒になって「ヒャッハーッ!あそこの電柱ボコにしようぜ!」
等と言っていた友人達はいつの間にやら僕の背中をさするようになり、
酔っ払った僕を拾った警察官から電話を受ける度、笑っていた母の顔からは
笑顔が消えた。母ちゃんマジごめん。



『もう少しマシな飲み方すればいいんじゃん?』


ここまで読んだあなた達はそう思った事でしょう。
僕もそう思います。
ビール一杯口にしたぐらいじゃ僕は酔わないし、
ゆっくり食事をしながら、ちょっとほろ酔いぐらいで
終わるように量を調節すれば、誰も損せず、楽しく健やかに
過ごす事ができるから、そうすればいい。



けれどできない。
ほろ酔い、だの酔った、だのそんな感覚を僕は知らない。
とにもかくにも酒を飲んでいれば楽しくなり、そのうち意識が飛び、
頭痛を抱えて起きる事になる。という感覚しかない。
知識としては知っていても、感覚としては知らない。
飲み始めたら僕にはそれがよくわからんのよ。


『じゃあ量を決めたら?ビール5杯までとか』


それもなかなかいいアイデアだと思う。
しかしそれも残念ながら、少しでも酒を飲んだ僕の
自制心の大きさはナノマシンよりも小さい。
「5杯まで?嘘だろ?俺そんな事一言も言ってねーよ!アハハ!」

目に浮かぶ。
ならば周囲の人間に止めてもらえばいいじゃない、と思いもしたが、
人に酒を止められるのはかなり辛いし、止める方も楽しくない。
そんな事をするならもう飲み会に参加しない方がいい。


後悔している。今まで酒絡みで色んな酷い思いをしたしさせたし。
中身の全く詰まっていない辛い辛いものです。
これが大塚愛なら「イェイッ☆」と言って乗り切ればいいが
僕は24歳の身体だけがおっきい男なので、黙る他ありません。


そして困った事に
「俺酒飲むために生きてっから(ワラ」と軽々しく言い放つ
コンパ好きの大学生とは別のレベルで、
『お酒を飲むために生きている』ので、辞める訳にもいかない。


「お酒やめたら?」という言葉は「死ねば?」と同じくらいに
残酷で、「生きてりゃお酒以外にも楽しい事あるって♪」
という無意味な慰めが嘘であることを、言葉ではなく心で理解している。


だから僕はこれからも酒を飲む。
飲むが、酒癖は悪いし、翌日後悔するぐらい飲む事も変わらないだろう。
けれどどうにかして、「抑えよう」とは思っている。
思っているが、出来ない。


僕は二日酔いの螺旋から降りられない。
バガボンドの宮本武蔵が刀を手放せないように、
僕もまた、酒を手放すことが、まだできない。


今日の日記に結論だのオチは無いが、
当たり前の事を当たり前にできない人間も存在する、
という事を知っておいてほしいと願う。
けれど、「こいつクズだな」と思った人間に対しては、
キッチリとクズ扱いするのが正しいと、僕は思います。
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